名古屋市の中川区について、詳しく解説するサイト『河童の街、名古屋市中川区』

●●●日置●●●

【踏切地蔵】

高架の脇で日置の街を見守っているお地蔵さんが踏切地蔵です。
線路が高架になる以前はここに踏切があり、交通安全を祈願して祀られました。
かつては汽車が走っていたここも今では新幹線が通るようになり、踏切は無くなりました。
しかし高架化によって鉄道事故は無くなってもこのあたりは自動車の往来が激しい場所で、
交通事故の危険はあります。
今では危険の対象は変わりましたが名前は1934年から踏切地蔵のままで、これからも
この街を見守り続けてくれるでしょう。

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【鹽竈神社】

西日置商店街の中心に鹽竈神社はあります。
1610年、徳川家康から名古屋城築城を命じられた諸大名20名のひとり、岩田藤成が
工事の無事遂行を祈って仙台の塩竈大明神をここに勧請したのが始まりです。
その後堀川を掘削したことで知られる福島正則が御手洗盤を寄進して、延宝年間に尾張藩の
武将松平康久が社殿を改修しています。
当初は日置と古渡の村境にあったそうですが、二度の遷座で現在地に遷っています。
鹽竈神社は様々なご利益があります。
かつてはこの辺りまで入り江が迫っていたこともあり、航海交通の意味も含めてですから、
堀川や運河での航行安全が祈願されています。
また全てのものは海から生じるという思想から、産業発展、虫封じ、安産、延命などにも
ご利益があるとされています。

【無三殿大神】

鹽竈神社の境内には白光龍神、塩三稲荷、無三殿(むさんどの)大神が祀られています。
その中の無三殿大神は商売、子ども、根抜きの神様で、今は埋め立てられてしまった江川と
笈瀬川との合流点にいた河童を祀ったものでした。
商売の神様とは、河童の採ってくれた魚介類を売ることで商売がうまくいくからです。
子どもの神様とは、河童が川辺で子ども達と一緒に遊んでくれたことによります。
そして根抜きとは、痔を治してくれることです。
しかし治してもらうには河童のいるところに行かなければならないそうで、河童がいるのは
ここから南東にある「むさんどの橋」とのことです。